今更ですが私のお気に入りの23スティーズ A Ⅱ TWについて今回は書いていきたいと思います。
なぜ今になって23スティーズ A Ⅱ TWについて書こうと思ったのか…
それは24スティーズSV TWをこの1年使ってきて、23スティーズ A Ⅱ TWのほうが自分のスタイルに合っていると感じることが多くなったからです。
どういうところが気に入っているのか、また、24スティーズSV TWを1年間使ってきたからこそ感じた、23スティーズ A Ⅱ TWの魅力について語っていきたいと思います。
~この記事を読んでわかること~
①23スティーズ A Ⅱ TWの良さ
②使用感
③買いかどうか
基本情報
2017年に初代スティーズA TWが発売され、今回のモデルは2代目となる。
ボディがフルメタル(アルミ)で出来ているため、強度・耐久性・剛性が高いモデルとなっています。

前モデルと大きく変わっている点は、①HYPERDRIVE DESIGNが搭載されたこと、②スプールがMAG-Z BOOSTになったこと③スプールが浅溝化されたことの3つになります。
①HYPERDRIVE DESIGNの搭載
リールの質感とギヤの耐久性が飛躍的に向上。
②MAG-Z BOOSTの採用
飛距離とキャストフィールの向上。
③スプールの浅溝化(16lb-100m→16lb-90m)
浅溝化することでラインをフルで巻いた時のスプール重量が減り、スプールの立ち上がりがよくなります。
そのため、扱えるルアーウエイトの幅が広がり(上限は変わらず下限側に広がり)、よりバーサタイルなリールに進化。
※下は5gシンカーのフリーリグが全モデルよりも投げやすくなりました。
基本スペック
スペック内容 | 23STEEZ A II TW | 17STEEZ A TW |
自重 | 190g | 190g |
ハンドル長さ | 90mm | 90mm |
ボディ素材 | アルミ | アルミ |
スプール素材 | G1ジュラルミン | G1ジュラルミン |
スプール径 / 幅 | 34mm / 21mm | 34mm / 21mm |
ブレーキ | MAG-Z BOOST | MAGFORCE-Z |
ベアリング数 | 10/1 | 8/1 |
糸巻量 | ナイロン:14lb-100m /16lb-90m PE :1.5号-180m /2号-150m | ナイロン:14lb-115m/16lb-100m |
ギヤ比展開 / ハンドル1回転の巻き取り長さ | 6.3 / 67㎝ (ノーマルギア) 7.1 / 75㎝ (ハイギア) 8.5 / 90㎝ (エクストラハイギア) | 5.3 / 56cm (ローギア) 6.3 / 67cm (ノーマルギア) 7.1 / 75cm (ハイギア) 8.1 / 86cm (エクストラハイギア) |
お気に入りポイント
私が気に入っているポイントは以下の6項目です。
①外観
②質感(巻き心地も含む)
③タフさ(耐久性と剛性感)
④汎用性の高さ
⑤スプール径
⑥自重
魅力を一言でお伝えすると、タフさと汎用性の高さを兼ね備えたハイエンドベイトリール!といったところでしょうか。
とてもバランスの取れた優秀なリールになっています。
インプレッション
外観

光沢感の少ない青みの強いブラックなボディにガンメタの金属パーツがあしらわれており非常に格好良い。
そして、そんなシックな色合いの中に金色に輝くTWS。
格好良すぎてついつい見惚れてしまいます。
17スティーズA TWはハンドルやスタードラグのデザインが気に入らなかったためカスタムしていましたが、23スティーズ A Ⅱ TWのデザインは文句なしのため純正のまま使用している。
(ただし、外観は好みですのでご参考まで。)
質感
初代スティーズAとは比べ物にならないくらい質感がアップグレードしている。
特にクラッチを切った時のダイワ特有のカチャカチャ音(安っぽい音)が改善され、カチッカチッとメリハリの効いた上質な音になっていました。
だいぶシマノの質感に近づいたという印象。
ただしシマノほどの質感ではないため、評価は4.5。
巻き心地
巻き心地は最高です。
24スティーズよりも巻き心地が良いように思えるのは私だけでしょうか?笑
初代スティーズAと比べるともう雲泥の差ですね。
23スティーズA Ⅱ TWはHYPERDRIVE DIGIGEARが搭載され、ギアとギアがガッチリ噛み合い、巻き上げトルクが上がっているのがハンドルを回した瞬間からわかります。
ヌメヌメとしたG1ジュラルミンギアのシルキーな巻き心地、フルアルミボディの剛性感、ギアの噛合い率向上(HYPERDRIVE DIGIGEAR搭載)の3要素が組み合わさり極上の巻き心地となっている。
キャストフィール(キャスト性能)
BOOST機能により、後半の過剰なブレーキが排除され失速感なく気持ちよくルアーが飛んでいきます。
飛距離も文句なし。
ピッチングなどの近距離キャストも前作より浅溝化されていることにより、低弾道でルアーが飛んでいきます。(レスポンスよくスプールが回転しているのが感じられます。)
MAG-Z BOOSTと34mm径スプールの組み合わせは、近距離キャストから遠投まで幅広く対応できるのでとても良いですね。
32mm径の24スティーズSVよりも34mm径の23スティーズ A Ⅱ TWのほうが自分に合っていると思ったのは、このスプール径の違いが大きな理由になっています。
パーミング性能
こちらは初代スティーズAと変わらないフォルムのため、最高のパーミング性能はそのまま受け継がれています。

24スティーズやジリオンはガッチリ握れる形状になっていますが、スティーズAは手の平に馴染む形状になっています。
これにより自重が190gあるリールとは思えないほど繊細な操作が可能。
トラブルレス性能
トラブルレス性能はSVスプールではないため、どうしても高いとは言えません。
特に向かい風でのキャストや抵抗の大きいルアーをキャストする際にバックラッシュが頻発し、ピーキーさを感じることが多いでしょう。
※そういう場合は、メカニカルブレーキをデフォルトの状態から少し絞め込んであげると改善されるのでおすすめです。
サミングが苦手な方やトラブルレス性能の優先度が高い人は、SVスプールに交換するかSVスプール搭載モデルを選んだほうのが無難かもしれません。
ただしライントラブルが酷いという訳ではなく、あくまである特定の条件下での話です。
コストパフォーマンス
実売が5万円前半くらいと正直安いとは言えません。が…
シリーズの中では一番お手頃価格になっています。
一番お手頃な価格帯にもかかわらず、質感と剛性は高いレベルのためコスパは良いと言えるでしょう。
Q&A
バーサタイルリールとして使用するには?
SV BOOSTスプールに交換するだけでバーサタイルリールとしても使用することが可能です。
スプールには34mm径(RCSB 1000スプール)が採用されているため、SVスプールとも互換性があります。
自重もそれほど重たくなく繊細な操作が可能なため、バーサタイルリールとしても問題なく使えます。
しかも、高剛性で巻き心地も最高なので、7g以上のルアーをメインに使う人にとっては最高のバーサタイルリールになります。
どれくらいのルアーウエイトが投げやすいの?
気持ちよく扱えるルアーは総重量が3/8oz以上あるルアーとなります。

フリーリグなどシンカーが付くリグは7g以上のシンカーウエイトからが投げやすくなっています。
(スピナーベイトなどの空気抵抗の大きいルアーは1/2ozからが扱いやすい。)
ただし、スプールが浅溝化されたことにより、前モデルよりも5gフリーリグや3/8ozのスピナーベイトが投げやすくなっています。
※総重量が7g前後のルアーを使う頻度が多い人には、SVスプールに変更するか24スティーズを使用することをおすすめします。
どういう人におすすめですか?
①スティーズA Ⅱ TWのデザインがたまらないと感じる人
→めちゃくちゃ格好いいので絶対買った方がいいです。
②リールにタフさを求める人
→アルミ製フルメタルハウジングにより強度・耐久性・剛性が高くタフなモデルとなっています。
③ヘビーバーサタイルリールを探している人
→浅溝化されたMAG-Z BOOSTスプールは、幅広いルアーウエイトに対応し、ヘビーバーサタイルリールとして本領を発揮するでしょう。
④34mm径が好きな人
→近距離キャストから遠投まで卒なくこなすのは34mm径の強み。
また、34mm径は多くの種類のスプールが用意されているため、様々なシチュエーションに対応できます。
あまりおすすめできない人は?
①リールに軽さを求めている人
→軽いルアーを投げるためのリールではなく、タフさを謳っているリールであるため、リールに軽さを求める人にはおすすめできません。
(ただし、自重が200gを切っているので重いわけでもない。)
②トラブルレス性能を強く求めている人
→少しピーキーな部分があります。
③7g前後のルアーを投げる頻度が多い人
→7g前後のルアーを気持ちよく投げたいなら他のリールのほうが適しているという意味で。
まとめ
スティーズA Ⅱ TWは、タフさと汎用性の高さを兼ね備えたハイエンドベイトリールです。
今作ではMAG-Z BOOSTとHYPERDRIVE DESIGNが搭載され、前作よりも質感、使用感ともに大きくレベルアップしています。
以上のことから、23スティーズ A Ⅱ TWは購入することを強くお勧めします。
※軽めのルアーを投げる頻度が多い人やリールに軽さを求める人には24スティーズSVをお勧めします。
実際に触ってみるとこのリールの良さがもっとわかると思うので、ぜひ、一度釣具屋さんで触ってみてください!
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