気温が30℃に迫る日が出てくると、あっという間に夏が来てしまったなと感じてしまいますよね。
ほんと春はあっという間ですね。
そんな季節感になってくると本格的なアフタースポーンのシーズンに突入します。
ご存知ない方もいるかと思いますので念のため説明しておくと、バスにとっての一大イベントであるスポーニング(産卵)を終えた状態をアフター(スポーン)といいます。

今回はこのアフターについて書いていきたいと思います。
~今回の記事でわかること~
1.晴れた日のアフター攻略法
2.どういうところを狙えばよいのか
3.何を投げればよいのか
アフターバスの特徴
①ガリガリで体力がない

卵を産み終えたバスはガリガリに痩せ細り体力がありません。
そのため、捕食しやすいエサ(エビなど)を食べて徐々に体力をつけていきます。
②体温を上げる(代謝を高める)ために表層付近まで浮く傾向がある
晴れた日は体温を上げる(代謝を上げる)ために表層付近まで浮く傾向があります。
(表水温のほうが水温が上がりやすいため)
また、①でお伝えしたようにアフターのバスは体力がないため、潜ることができません。
そのため余計にバスは表層付近に浮きやすくなります。
バスは警戒心の強い魚なので、何もないところでボケーッと浮いていることは少ないです。
何もないところに浮いていると、その分、外敵に狙われるリスクが高まるため、ほとんどの場合ストラクチャー(特に縦スト)に身を寄せて浮いています。
③吸い込みが弱い&エサをボトムまで追っかけにくい
体力がないため吸い込む力やボトムまでエサを追い込む力はあまりありません。
ただし、シャローの場合はボトムも有効。
すぐ下がボトムだからです。
ちょっと潜ればバスがエサを追い込みやすいボトムになるため、シャローエリアはボトムの釣りも有効になります。
狙う場所
縦スト、シェード、流れ、風が直接当たらない場所。
①シェードは、大きなシェードより日当たりの良い縦スト(杭など)の小さなシェードが特によい
②普段は、雨、風、流れはバスにとってプラスに働くことが多いですが、このアフターの時期だけはマイナス要素になるため注意
狙うレンジ
基本はバスの目線より上を狙います。
この季節、イナッコやギル、エビなどのベイトが表層付近まで浮いていることが多く、それにつられてバスの目線、意識も上に上がっていることが多いからです。
シャローはトップ、水深のあるポイントはバスが潜んでいるであろうレンジの上を意識して狙っています。
おすすめのルアーと誘い方
ゆっくりふわふわ、ネチネチ誘えるルアーがおすすめです。
ダウンショット
ダウンショットは中層をふわふわスイミングさせたり、1点シェイクでネチネチ誘えたりするのでアフターの時期は大活躍です。
特に高浮力のワームを具に使用するのがおすすめ。
ボトムまで追っかけれない体力のないバスも、浮力の力によるよりスローなフォールや中層にサスペンドするワームに高反応を示します。
杭などにフリーフォールで落として、1点シェイクで誘うというのが基本の誘い方になります。

シンカー:1.8~2.2g リーダー:約20㎝
スモラバ
エビ食いに特に有効。
ボトムや中層、表層付近まであらゆるレンジを攻められるところもスモラバの良いところです。
高浮力の2wayをトレーラーにつけることでよりスローに表層付近を誘えるようになります。
シャローのボトムでシェイクしたり、表層付近をジグストでゆっくり引いてくると良いでしょう。

ノーシンカー
エビ食いやイナッコ食いのバスにハマりやすいです。
表層トゥイッチでルアーを追わせ、フォールで食わせるイメージでアクションします。

ラバージグ
スモラバだとアピール力が足りないと感じる状況(濁りが強いシチュエーション)で使います。
ジグストで表層付近からボトムまでふわふわ泳がせて使います。
ふわふわ感を出すためにこの時期は軽めを使用。

羽モノ
表層を短い移動距離でネチネチと誘えるため、アフターにとても効果的です。
虫やイナッコをバスが意識している時に特に有効。
アフターの回復具合やメインベイトによって巻きスピードは変わりますが、基本的にはゆっくりネチネチ巻いてきます。

まとめ
アフターはどういうところをどんな釣り方で釣ればいいのかさえわかっていれば、比較的簡単に釣れます。(エサを食べたくて仕方ないため)
そのため、今回お伝えした釣り方を実践していただければ必ず釣果は上がると思います。
また、今回お伝えしたのは晴れた穏やかな日のアフター(真最中の)釣り方です。
天候が悪かったり、アフターの回復具合で釣り方、考え方は変わってくるのでそこだけはご承知おきください。
最後に、アフターの時期は魚の体力がないです。そのため、この時期は特にバスの扱いに注意してあげてください。
魚を大切にしながら楽しくバス釣りができたらいいですね!
それではまた!
コメント