ブラックバス釣りを続けていく中で、多くの中級者がぶつかる壁があります。
それは——「何を信じて釣ればいいのかわからない」 という悩み。
SNSで見る釣果情報、プロのパターン、YouTubeのテクニック…。
どれも正しいように見えるけど、自分の釣りにはハマらない。
そんな迷いを断ち切るカギは、“自分の得意パターン”を確立すること。
この記事では、その見つけ方を3つの実践ステップで解説します。
🧭 STEP1:釣れた「条件」をすべてメモする
得意パターンを見つける第一歩は、釣れたときの共通点を知ることです。
多くの人が「何のルアーで釣れたか」だけを覚えていますが、
本当に大事なのは、ルアー以外の条件(どういうシチュエーションで釣れたのか)。
例えば——
- 天気:晴れ/曇り/雨
- 水質:クリア/ステイン/マッディ
- 風:無風/風あり(方向も)
- 流れ:流れの有無/強さ
- ポジション:シャロー/ブレイク/カバー
- 時間帯:朝/昼/夕方
こうしたデータをスマホのメモや釣行ノートに残していくと、
ある日気づきます。
「自分は風が吹いたときにシャッドで釣れることが多いな」
「曇りの日はスピナーベイトに反応が出やすい」
それが、あなたの“得意パターンの種”になります。
🎯 STEP2:パターンを「意識的に再現」してみる
釣れたパターンがわかったら、次は再現してみましょう。
多くの中級者はここで止まってしまいます。
「たまたま釣れた」で終わるから、軸が育たない。
意識的に同じ条件を探して、
同じ攻め方を試してみてください。
例:
前回は風の当たる岬でスピナーベイトに反応した
→ 今回は別のフィールドでも、同じような風の当たるシャロー岬を狙ってみる
この“仮説検証”を繰り返すことで、
そのパターンが「再現性のある釣り」になっていきます。
釣れなくてもOK。
「何が違ったのか」を分析することで、より理解が深まります。
🔍 STEP3:得意を「広げずに、深める」
中級者が陥りやすいのは、
少し釣れた途端に「他の釣りも試したくなる」こと。
でも、軸を持つためには、“広げる”よりも“深める” が大事です。
たとえば、
「スピナーベイトの釣りが得意だ」と気づいたなら、
その中で——
- どんな水質が一番強いのか?
- どういう天気で反応がよいか?
- どのスピードで一番反応するのか?
というように、ひとつの釣りを徹底的に掘り下げる。
この「深堀り」が進むほど、あなたの釣りは安定していきます。
それが本当の意味での「得意パターン」です。
🚀 まとめ
得意パターンが見つかると、
釣れない日でも「今はタイミングが違うだけ」と考えられるようになります。
つまり、釣果に一喜一憂しない“強い釣り人”になれるということ。
そして、SNSの情報に惑わされず、
「自分の軸」で季節やフィールドを読み解けるようになります。
バス釣りの本当の面白さは、ここからです。
自分の軸、武器を見つけて周りの情報に惑わされず、うまく活用できる釣り人を目指しましょう!


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