晩秋から初冬のバス釣りは“メタルバイブ”が最強!初心者でも釣れる使い方ガイド

メタルバイブで釣れたバスの写真 バス釣り始め方

冬に近づくと表水温が下がり、ベイトやバスは安定した水温を求めてボトム付近に集まります。

そんなボトムに集まってきたバスを効率的に釣ることができるのがメタルバイブ

ただ、こんな鉄の板で本当に釣れるの?とまだメタルで釣ったことのない人は思うかもしれません。

私も、数年前まではそうでした(笑)

でも、今ではメタルバイブの威力を認識し、冬以外でも使うようになるほどになりました。

今回はそんなメタルバイブでまだ釣ったことがない方や苦手意識のある方に向けて記事を書きました。

メタルバイブの基本から実際の釣り方、よくあるミスとその解決法まで、わかりやすく徹底解説したいと思います。

■ メタルバイブってどんなルアー?

メタルバイブは、

• 鉄板でできた薄いボディ

• ブルブルと強く震えるバイブレーション

が特徴の「リアクション要素の高いルアー」。

水温が下がり、寒さで体が動きにくい冬のバスでも、反射的に口を使わせられるのが最大の強みです。

ここで一番大事なことをお伝えします。

メタルバイブで釣れる魚(釣りやすい魚)は食欲があるけど、何らかの理由で体が動かないバスになります。

※食欲がないニュートラルバスに無理やり口を使わせるそんな魔法のようなルアーではありません

食欲があってエサを食べたい、だけど体が思うように動かない状態のバスを効率的に釣ることができるルアーです。=時合を捉えやすい、捉えたら爆発的な釣果を生み出すルアー。

それがメタルバイブです!

■ まずはここから!メタルバイブの基本アクションは3つ

① リフト&フォール(最も釣れる基本動作)

● やり方

1. ルアーをキャスト

2. ボトムまで沈める

3. 竿を軽く上に持ち上げる(リフト)
 10時から11時の方向にぐっと持ち上げる

4. 張らず緩めずのラインテンションを保ちながら落とす(フリーフォール)

これを繰り返すだけ。

● なぜ釣れる?

晩秋から冬のバス(晩秋は低水温に弱い小バスがボトムに集まりやすい)は底でジッとしていることが増えるため、

フォール中の「ブルブル → フッ…と消える動き」に思わずリアクションしてしまいます。

● コツ

• リフトは20㎝前後の短い幅でOK

• 大きくしゃくる必要なし

• フォールをフリーフォールにすると食わせやすい

リフトのブルブルでバスに気づかせ、フォールで食わせるイメージで。

② ボトムバンプ(底でトントン)

冬の低活性時に効くのが「ボトムバンプ」。

● やり方

• ルアーを底にまで沈める

• 竿先をポンッと動かして、小さくメタルバイブを跳ねさせる

移動距離を最小限にするのがポイント。

● こんな状況に効く

• 冬の朝

• 魚の動きが鈍い日

③ ただ巻き(意外と釣れる)

メタルバイブはリフト&フォールのイメージが強いですが、ただ巻きも十分釣れます。

● やり方

• 特に晩秋は表層ではなく、底から少し浮かせてゆっくり巻く

強いバイブレーションが広範囲にアピールし、食い気の高いバスに効果的。

■ どこを狙えば釣れる?冬のメタルバイブおすすめポイント

沖のフラットからブレイクの始まりまでが狙い目。

※ブレイク上は根掛かりやすいので、おすすめしない。

沖のフラットの小さな変化(岩やオダなど)の周辺にバスが集まりやすくなるため、そういったところを入念に攻めると良い。

 程よく流れや風があたるエリア

真冬でも流れや風はバスの捕食スイッチを入れる大事な要素。

ただし、強すぎる流れや風は冬のバスが嫌う傾向にあるため、程よくあたるところというのがミソ。

 川・野池問わず“水深のあるエリア”

メタルバイブで狙うバスは水深があって水温が安定しているエリアにいる、寒さにやられた個体。

野池では、取水口側の一番深いラインが鉄板。

川は最深部というよりかは最深部に近い、水深2〜3mのラインにいるバスがメタルに反応しやすい。

川の最深部に落ちたバスは食欲があまりない仮死状態なバスが多いです。(特に真冬は)

体が思い通りに動かない中でも一段上に上がってきたバスが食い気が合って釣れる確率が高い。

■ タックルはどうする?初心者向けの最適解

● ロッド

• スピニングロッドMLクラス

• 6.6〜7ft

• ティップが柔らかくてバットがしっかりしている竿が扱いやすい
 おすすめは中弾性ソリッドティップ

● ライン

   PEライン0.6号〜0.8号がおすすめ

   リーダーはフロロ8〜10lb※必ずリーダーは必要。長さは約1ヒロ。

● メタルバイブの重さ

• 5〜7g

が最も使いやすい。

水深が深くなるにつれ重さを重くしていく。

3m未満なら5g。3〜5mの場合は7g。

ただし、リアクション効果を高めたい場合は1ランク重めにする。

● おすすめのメタルバイブ3選

ザリメタル(一誠)

一誠HPから引用:https://issei.tv/green_cray_fish/356.html

タイトなアクションから強波動のアクションまで様々なシチュエーションに合わせることのできるアクションが可能。

さらに不規則なスパイラルフォールでバスを狂わせる。

穴位置は正直状況によってですが、リフト&フォールで使う場合は、ハイリフトが可能な穴(一誠のHPを参照)がベター。

フルーミー(ボトムアップ)

ボトムアップHPから引用:httpshttps://bottomup.info/products/flummy/

メタルバイブの中では唯一無二のシミーフォール(フォール時にゆらゆら揺れながらフォールする)が可能。

リフト時はタイトなバイブレーションで魚を集め、フォール時は弱々しくボディを左右に揺らしながら落ちていき、スレたバスにも口を使わせる。

コンセプト通り、ベーシックで使いやすいメタルバイブ。

BHメタルバイブ(ダイワ)

ダイワHPから引用:https://www.daiwa.com/jp/product/ykzknhr

ラインアイが1つだけなので、初心者でも迷わずベストなアクションが出せます。

立ち上がりも良く値段も良心的なため、初心者から上級者まで使えるハイスペックなメタルバイブ。

■ よくある失敗と対策

● 失敗①:リフト幅が大きすぎる

→ 冬バスは大きく追わない

→ **小さくブルブルッ**で十分

● 失敗②:フォール中にラインを緩めすぎる

→ アタリが出てもわからない

→ 張らず緩めずのテンションを保つ

● 失敗③:ボトムが取れていない

→ メタルバイブは底にいる魚を釣るルアー

→ ルアーが着底するまで待つ

 ラインが止まる瞬間を確認する

■ 最後に:冬こそ“動かないバス”を釣るチャンス

冬は時合いをものにできるかが釣れる釣れないの分かれ道。

そんな時に効率よく食い気の上がったバスを狙えるのがこのメタルバイブの釣りです。

時合いに入ると連続して釣れるので、時が来るまで信じてリフト&フォールを続けましょう。
※メタルバイブはスレやすいので、ポイントを休ませることも忘れずに!

まだメタルバイブで釣ったことのない人は、ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください!

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